体験行ってみた!日本自動車交通(東京都中野区)

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「早起きは三文の徳」…昔から早起きすると何か良いことがあるといいますが、今回もまた様々な体験が出来て、徳を得たような、そんな一日でした!

時は9月初旬。秋も近づき、季節の変わり目という事もあってお天気の変化が著しいものです。今回は台風一過の9月、中野区にある東京無線タクシー所属の日本自動車交通の体験入社へ行ってまいりました!

東京無線の恩恵抜群の立地

最寄駅はJR中央本線の『高円寺駅』。東京都内へ初めて出てこられた方は必ずと言っていいほど迷う「中央・総武線各駅停車・中央線快速電車」の2系統が乗り入れしております。

土日祝に限り中央線快速は一式通過するのでご注意ください!※基本的にはオレンジ色の電車が中央線快速、黄色の電車(または地下鉄東西線から直通の青色の電車)が高円寺駅でも停車致します。

隣接する中野駅・阿佐ヶ谷駅近辺同様、23区内でも「都心に出やすく、住み心地の良い街」として杉並区・中野区は老若男女問わず大変人気のある町です。

都心に近く、それでいて住み心地も良さもあって人気の高円寺駅。

高円寺駅北口から徒歩約10分。高円寺あづま通り商店街を抜け、早稲田通りに突き当たるので右に曲がり環七通りの手前まで行くと、本日体験入社でお世話になる「日本自動車交通」がございます。

実はこの中野区・杉並区周辺というのは、かつて東京無線タクシー無線配車センターが所在していた場所であり、それもあって無線配車は自社無線内でもトップクラスの地域。元々の基盤や顧客数の数があり、出庫の時点から無理なく営業することが可能です!

※創業の1961年から2010年まで東京無線協同組合事務所・無線配車センターは杉並区高円寺に所在を置いていました。現在の無線配車センターは新宿区の百人町。

高円寺駅北口から商店街を望む。
通勤通学の道として早朝人通りも多く、日中は車も通るので通行には注意が必要です。
早稲田通りと環七通りのぶつかる「大和陸橋」のすぐ手前が「日本自動車交通」。
2階が事務所となっており、以降は自社寮として軒を構えている。

活気みなぎる体験乗車

早速本日の体験内容をご担当の方とディスカッションし、まず体験乗車を先にさせて頂くことに♪ちょうど時間帯的に現役タクシードライバーさんの出庫時間と取材が運よく重なったので、出庫前点検・点呼などで外は活気にあふれておりました。

こういった風景って、営業所の近くに住んでいない限りなかなか目にする光景ではないですよね。

タクシー会社の規模は大小あれど、活気があるのは大切ですし、なんせ働く人間にとっては気持ちがいいものです。

我々も体験乗車の車両に乗り、実際に出庫時に受ける点検と同じ内容でさっそく体験スタート!

タクシー乗務員にとって車両は『丸1日共にする相棒』なわけですから、今回のような大事な一瞬に携われてラッキーの一言に尽きます。

今回乗務員として体験乗車を手伝ってくださったのは、日本自動車交通のタクシードライバーで「タワーリーダー」を務める齋藤さん。元々は別のタクシー会社に在籍していたものの、3年前に通勤面を考えて転職。条件面や営業方法など含めて、『現在はすっかり“型にハマってます”』とのことです。

しかし今回の体験乗車では始まって間もなく、齋藤さんの営業方法は驚きました。日本自動車交通のタクシードライバーの皆さんは通常、営業所を都心方面の右側(環七通り方面)に出発するのがセオリーのようですが、齋藤さんは安全面や混雑を考慮し、あえて逆側の阿佐ヶ谷・善福寺方面へ!…我々も正直、今だから言えるのですが「少し控えめなドライバーさんなのかな(笑)」と疑ってしまったのですが、今となればきちんとした考えがあってこその冷静な分析力と判断力だったんですよね。猛省です…。タクシーの営業方法とは?

なぜならば……

あー伝えたい!!!

話したい!!!

でも。。。

行ってからのお楽しみです♪

東京無線の『登録乗務員資格制度』のひとつ「タワーリーダー」。重要顧客へ対応が可能な選抜乗務員なので、大手にも引けを取らない営業が可能です。

営業所を出発し、しばらくすると大きな通りへ。お客様からの手があがるシーン(いわゆる『タクシーを捕まえる場面』)を何度か目の当たりにしました。 東京特別区がいかに「流し営業」で成り立っているかというのを目の当たりに出来ましたよ!

朝の時間帯なので、車通りもさることながら、通学の子供たちも多くいらっしゃいました。スクールゾーンでは慎重に運転しなくてはいけません。

少しわかりづらいですが、タクシーを拾う人の姿が見えます。(丸で囲いました)

東京無線では独自の『登録乗務員資格制度』があり、タワーリーダーから使用が許可される専用乗り場がございます。日本自動車交通の営業所からすぐ近くに専用乗り場の一つ『東京警察病院』があり、今回特別にタクシー乗り場まで入れさせて頂きました。この付近は地域柄23区とはいえども住宅地が多く、病院への送迎需要もあるため、無線もさることながらタワーリーダーの資格があると営業面で優位な恩恵が受けられる!ということがよくわかりました。タクシー営業でよく聞く『地域特性』て?

東京警察病院の東京無線タクシー専用乗り場。
その他にも各種病院や中野セントラルパークサウスなど都内8か所に専用乗り場があります。

AI機能と最新車両とで営業をサポート

東京無線では携帯電話・スマートフォンでおなじみのNTTドコモ社と組み、過去の進行データとAI技術を活用し、タクシーの需要をリアルタイムに予測(現在から未来30分後の需要予測)するシステム『AI(人工知能)タクシー』を昨年1月頃から順次導入を開始。

流し営業・無線配車に加えて売上増に貢献する結果が出てきているとのことです。

現在日本自動車交通では27台のタクシーにAIを搭載しております。予測機を持つ恐るべき能力…近代のIT産業が成せる技は、いよいよここまで進化したかと言わんばかりです。

東京無線のAIシステム。タクシーを待つお客様の場所や人数を過去のデータを基に表示。
従来よりも合理的な営業が可能となった。

AIタクシーの予測機能によると、過去1年の統計で『30分後にタクシーの配車があった場所が表示される。』とのこと。その的中率はなんと驚異の95%!!

ただ勿論タクシーですから、お乗せするのは「人」。当然ながら必要な知識は『地理』や『お客様を獲得できるための能力』だけではありません。どんなに時代が便利になっても『接客力』がモノを言うのは間違いないと言えますし、接客力を求めるお客様の割合がこの先下がったとしても、接客力を求める質は年々上昇していくはず。それは世の中がどんどん便利になればなるほど比例していく事でしょう。

重点的にターゲットを絞ると、時間なども詳細に割り出してくれます。凄すぎますよ!

日本自動車交通は現在JPN TAXIの導入も促進中です。 JPN TAXIの特徴と言えば「ユニバーサルデザインタクシー(以下:UDタクシー)」がなんと言ってもクローズアップすべき点ではないでしょうか。『ご高齢の方や、お身体の不自由な方も移動の際に気兼ねなくタクシーを利用して頂きたい』というタクシー業界全体の願いを込めた次世代型タクシー車両。日本自動車交通ではJPN TAXIが搭載するバリアフリー機能を余すことなく見学ができます!

これはなかなか行っている企業様も少ないので、貴重な体験と言えるでしょう。

※JPN TAXIは東京タクシーセンターでUD研修を受けた乗務員のみ運転可能となっております。

日本自動車交通のJPN TAXI。
バリアフリー機能に特化している車両として首都圏は勿論、全国的にも導入が広がっております。

タクシーは不安?危機回避は可能ですよ!

皆さんはタクシードライバーというお仕事を考えた時、最初に思い浮かぶことは何でしょうか?収入面…?会社の雰囲気…?自分に向いているか…?

上記3点は、どの業種でも当てはまることであろうと思います。

ただし、タクシードライバーは、他の業種と少し違う不安要素が出てきます。それはずばり「防犯面」でありましょう。

ドライブレコーダー搭載。外だけでなく、車内も搭載。但し悪用は禁物ですよ。

実際に運転席に座ってみると、見慣れない機器がたくさん…いや、実は見慣れているけども、実際に自分が仕事として運転席に乗ってみると緊張で…仕事とは、そういうものですよね。

でもご安心ください。

入社していきなり「運転してきてください!」という事はまずありませんし、ちゃんと座学で使用する機器に関しても一から丁寧に説明してくださいますよ。

もちろん今回の体験入社でも、その研修の一部分を体験できます!支払いボタン、無線の取り方、カード決済方法…慌てずゆっくりやれば大丈夫!

例えば『領収書(レシート)のロールが切れてしまった…!』なんて車内のあるあるの対応も問題ありません。危機回避は落ち着いて、対応すればなんてことはありません、日本自動車交通は体験入社をされるあなたの味方です♪

実際にタクシードライバー目線での研修体験。研修でも使用するデモ機器を使用するので面白い!
レシート発行までレクチャー。途中の紙切れで焦ることはありませんよ。

日本自動車交通の魅力

タクシー営業はよく「天候」の恩恵を受けやすいお仕事と言えます。

雨の日はタクシーの配車が多く、また皮肉なことに交通機関の乱れが発生した際に大活躍するのがタクシー営業。都心部のタクシー営業地域と言われる東京特別区武蔵野三鷹でも、営業収入に大なり小なり差が出るのは「住宅地として栄えているか」、という要素が大きいでしょう。

それに付随して東京無線無線配車という恩恵を受けやすい杉並区・中野区に拠点を置く日本自動車交通は、近隣の方に限らず地方出身の方にも優しい寮完備。コンパクトな営業所ながら板金工場・洗車機も完備しており、営業には困りません。「アットホームさ」という月並みな言葉はもう必須事項みたいなもので、タクシードライバーの安全面を考え、一日の乗務を終えることを管理職の皆さんが支えている乗務員思いの姿は、まさに『会社一丸』という雰囲気を感じさせます。

アルコールチェックは二段階認証。
基本は左の機械のみだが、詳しく選定することも。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

約3時間の体験入社取材でしたが、今回もまた濃い内容で本当は書きたい情報がたくさんあるんです。。。ですが、やはり本質は「自分自身で体験入社へ行ってみること」に大きな意味があると思いますし、答えは人それぞれであると思います。

正直何社も体験入社の取材に行かせて頂いておりますが、「こうなんです!」と我々が言うのは簡単です、ですがやはり主役はこれから体験入社を検討されている皆さんです。

是非日本自動車交通の体験入社を通じ、タクシーのお仕事で抱かれているイメージの「前と後」を体感してきてください。そしてできればそれを我々にも教えてくださいね♪

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