新卒でもタクシードライバーになれる?まずはどのような職場なのか体験してみよう!

タクシードライバーというと、50~60代くらいの比較的年配の男性を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、近年では20代の若手のタクシードライバーが増えています。ここでは、そうした新卒世代でタクシードライバーを目指す人々のために、タクシードライバーの概要を解説していきましょう。

タクシー企業は新卒を欲している!

近年、タクシー業界で新卒の需要が高まっているのには、いくつかの理由があります。まず、タクシー業界全体の高齢化が理由として挙げられます。タクシードライバーの年齢層は、実に7割を50代以上が占めており、若手がいないために世代交代ができていません。

また、タクシー利用者の増加もその一因です。今はまだ働き手が足りていても、いずれは高齢者層が退職してしまうので、これからのタクシー利用者の増加に若手を取り入れて対応しなくてはいけません。

他にも違法残業やブラック企業がニュースで取り上げられていますが、タクシー業界の基本的な勤務形態のひとつである「隔日勤務」が若者の間で人気の勤務形態となっているのです。

タクシードライバーになるには?

タクシードライバーになるには、どのような条件があるのでしょうか。ここでは、タクシードライバーになるための条件について解説していきます。

普通自動車第二種免許が必要

タクシードライバーは車を運転する仕事なので、当然のことですが運転免許が必須となります。さらに、利用者を乗せて運転するので、第一種免許だけでなく第二種免許が必要です。

しかし、ほとんどの場合タクシー会社に入社する時点で必要になるのは第一種免許のみです。さらに、第二種免許取得のための費用を負担してくれるタクシー会社もたくさんあるので、免許取得に関するハードルは低いと言えるでしょう。

なお、第二種免許の取得には、第一種免許の取得から3年以上経過している必要があります。そのため、運転免許を取得したとしてもすぐにタクシードライバーになれるわけではありません。

場所によっては地理試験に合格しなければならない

タクシードライバーになるためには、地域によってはタクシーセンターが開催している地理試験に合格する必要があります。東京、大阪、神奈川でタクシードライバーとして働く場合は、この試験を受けなくてはいけません。試験内容は営業エリア内の道路や交差点の名称、主要駅や建物の名前となっています。合格ラインは40問中32問正解となっており、合格率は40~50%と低めです。

しかし、この地理試験についても、第二種免許同様サポートを行ってくれるタクシー会社はたくさんありますので、タクシー会社を探す際にはそうしたサポートがあるかどうかもチェックしてみるといいでしょう。

いきなりタクシー業界に飛び込むのは不安・・・

タクシー業界が新卒に人気といっても、やはり初めての業界に飛び込むのは不安なものです。ここでは、そうした人たちのためにタクシー会社の体験入社について解説していきます。

まずは体験入社に行こう!

「タクシー体験入社.com」を利用すれば、タクシー会社の雰囲気や内情を知ることができる体験入社に気軽に参加できます。どんな業種にも言えることですが、自分の入ろうとしている会社がどんな場所なのかを事前に知っておくことはとても大切です。

タクシー業界も同じで、体験入社によって内情を把握することで、自分にふさわしい会社がどうかを判断できます。さらに、体験終了後にレポートを提出いただくと報酬をを受け取れるプログラムもあるのでおすすめです。

※報酬については企業・プログラムにより規定がありますので、詳しくは各企業にご確認ください。 

自分に合っていると判断したら、体験入社のあとに面接を行うことも可能です。体験入社は面接ではないので、気軽に参加できるのも魅力だと言えるでしょう。

体験種目項目

体験入社の代表的な体験種目は、同乗体験、地理試験講習、アルコールチェック、車両点検、社会見学などです。通常の会社説明会ではわからない、実際のタクシードライバーの仕事内容を見ることができる貴重な機会となります。タクシー会社ごとに異なる体験プログラムもあるのでチェックしてみましょう。

まとめ

近年、タクシー業界では高齢化やタクシー需要の高まりから、若手の採用が増えてきています。タクシードライバーになるには、第二種運転免許と、場合によっては地理試験の合格が必要です。タクシー会社は体験入社も行っており、実際のタクシードライバーの仕事を短時間で体験できます。ぜひ参加してみてください。