転職を考えた時、どこで働くかを一番に考える方が多いと思います。特にタクシードライバーに転職となると、営業するにあたってエリア情報がとても重要になってきます。
ここではタクシードライバーにおける埼玉県のエリア情報を埼玉県民によって、リアルな情報でまとめていきたいと思います。埼玉県で転職を検討している方は是非ご参考にしてください。
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埼玉県は東日本への玄関口
「埼玉」と聞いて真っ先に思いつくのは……
「大宮駅」「浦和駅」
ではないでしょうか。某テレビ番組でも度々どっちが秀でているのかで取りあげられていますよね…(埼玉県民は何の番組だかすぐにわかるはず。)さらに近年では映画でも大々的に取り上げられ、あらゆる意味で注目を集めている県と言っても過言ではありません。海開きが憧れますね…(笑)!
大宮は県最大規模の繁華街
大宮駅は新幹線が通っており、甲信越地方・東北地方・北関東にもスムーズに移動が可能です。さらに近年、「はやぶさ」が新青森から北海道間を走れるようになり、北海道新幹線が開通したり、富山県・石川県へ直通で行くことができる北陸新幹線も開通し、まさに「東日本の玄関口」と呼ばれるに相応しいくらいの利便性があります。
大宮駅停車の新幹線と主な行き先
東北新幹線 | 那須塩原・福島・仙台・盛岡・八戸・新青森・新函館北斗 |
秋田新幹線 | 宇都宮・那須塩原・福島・仙台・盛岡・秋田 |
山形新幹線 | 宇都宮・那須塩原 ・米沢・山形・新庄 |
上越新幹線 | 熊谷・高崎・越後湯沢・長岡・新潟 |
北陸新幹線 | 高崎・軽井沢・長野・ 黒部宇奈月温泉 ・ 富山 ・ 金沢 |
駅周辺にはルミネ・マルイと言ったショッピングモールからSOGOや髙島屋といった百貨店が揃っており、都心に負けないくらい充実しています。飲食店や歓楽街も充実していて、埼玉随一の繁華街といえます。
(大流行中のタピオカやパンケーキのお店も出店していて、正直東京に出なくても問題ありません…。)
浦和はスポーツとイベントの街
対する浦和駅は路線数だと大宮駅にはかないませんが、ここ近年商業施設がオープンしたりと駅周辺の開発が進んでいるのが浦和駅です。
浦和駅には埼玉の行政施設が集中していて埼玉の中心と言っても過言ではありません。駅周辺にはアトレやパルコ・伊勢丹を中心に飲食店が立ち並んでいます。浦和レッズの本拠地としても有名であるため、試合がある日は特に賑わいをみせサポーターが集まるお店が真っ赤に染まるのも珍しい光景ではありません。
この浦和レッズこそが浦和のシンボルと言っても過言ではありません。
浦和レッズの本拠地である「埼玉スタジアム2002」へ向かうバスも浦和から出ているので試合がある日はかなり賑わいを見せています。下記でも記載していますが、ここでもタクシーの需要は増えるので要チェックです。(下記にも記載しています。)
最近ではこの浦和・大宮以外のエリアでも開発や観光地化が進んでおり、県外からも多くの人が訪れ賑わいを見せているエリアが多数存在します。
埼玉県のタクシー需要
上記でも記述しましたが、大宮・浦和は人の乗り入れも多く、オフィスも多い為一日を通してタクシーの需要が多い街です。他にも地域特性として県内の公共交通機関が未発達の地域が多いことが挙げられます。埼玉―東京間を結ぶ上下の公共機関は発達しているが横の移動の交通機関が少なく、タクシーが交通の足として重宝している地域も少なくありません。
また、もう一つの特徴として、一駅の間隔が広かったり、駅から離れたところに住宅街や大きな病院があることが多いのがさいたまです。そのため通院する際や駅から自宅に帰るなどで利用する方が多いです。
日常生活の需要だけではなく、最近では観光の需要も高まりつつあります。
江戸時代の名残をみせる「川越」
江戸時代の街並みが残り、小江戸として県外・海外からも年間を通して多くの観光客が訪れている川越。秋には重要無形民俗文化財にも指定されている「川越まつり」も開催され、例年多くの観光客が集まっています。街には名産のさつまいもを使ったスイーツや料理などが沢山あり、どれを食べようか迷ってしまいます。おススメは「紫芋のソフトクリーム」と饅頭のなかにさつまいもがそのまま入っている「いも恋」です!いも恋はお土産としてもピッタリですが、店頭限定で蒸してあったかいものを食べることが出来ます。食べ歩きにもぴったりです♪
観光スポットも多く一日中遊べますが、喜多院や川越氷川神社など駅から離れている場所もあるため観光タクシーの需要も増えています。
自然豊かな万能観光地「秩父」
埼玉県の西部に位置している秩父は荒川清流と自然豊かな地域で、春は芝桜、夏はBBQや川下り、冬には 三大氷柱 など 一年を通して楽しめるのが魅力です。
秩父はアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」 の舞台になったことで一気に有名になりました。
都心からのアクセスもよく、西武線で都心から一時間半程で行くことが出来る為日帰り観光スポットとして人気を集めています。最近では西武鉄道が「Laview(ラビュー) 」という秩父までの特急の運行をスタートし更にアクセスしやすくなりました。この Laview(ラビュー)は通常の特急列車よりも窓を大きく設計したり、社内設備にこだわったりと特別感のある 車両になっています。旅行の特別感が増すこの新たな車両には是非一度乗ってみたいものです。
Laview(ラビュー)を生み出した西武鉄道は 交通機関の他にホテルやレジャー施設などを幅広く展開をしている「西武グループ」が運用しています。交通機関では西武鉄道の他にもバス事業やタクシー・ハイヤー事業も行っています。
今、これらの公共交通機関では「MaaS (マース)」と呼ばれる概念を浸透させていこうという動きが高まっています。
MaaS というのは移動サービスの概念のことを指し、電車やタクシーなど 「単独の乗り物」としてではなく、利用者の要望に応じて連動して利用できる”移動”という一つのサービス という全く新しいシステムです。
MaaSが浸透すれば目的地までに利用する交通機関の適切なルートが明確に なったり、今は乗り物ごとに支払いが必要ですがまとめて支払えるようになる等、交通機関の利便性が飛躍的に高まります!
上で紹介した川越や秩父への移動には西武グループが深くかかわっています。
今後MaaSが導入されるとこれらの観光地への移動はもちろん、市内から観光スポットへの移動の利便性も向上するでしょう!
「川越」・「秩父」は今、観光がアツい街です。いずれも交通機関や車を使わないと移動が難しい立地に観光スポットがあるので、タクシーの需要は今後も高まるでしょう。
さらにMaaS が浸透することにより、利用者にとってタクシーはより身近なものになります。観光としての用途はもちろんのこと、普段の交通手段としての需要も高まる見通しです。
観光タクシーとは? |
通常の業務とは異なり、「お客様と観光スポットを巡る」のが観光タクシー。単に目的地へ向かうだけでは無く、「観光案内」や「写真撮影」なども行い、お客様の想い出を一緒に作り上げるのがお仕事となります。観光タクシーは全てのタクシードライバーが出来るサービスでは無く、「東京シティガイド検定」や会社が定める試験にクリアした「観光のプロ」しか行う事が出来ないお仕事です。 |
営業ねらい目ポイント
タクシードライバーとして埼玉で営業するにあたって、いくつかポイントを上げてみたいと思います。
営業方法は東京都内に比べると無線配車や駅での付け待ちが主流になってきます。
日中は、病院に行く人や営業に向かいサラリーマンからの需要が多く、夜になると歓楽街や飲食街にお客さんが集中することが多いです。
終電近くになり、需要が増すのは駅周辺。なぜなら東京や都心にいた人が埼玉に戻ってくるからです。もともと埼玉県は都心部へ出やすい立地と通勤の利便性から東京都のベットタウンとしての需要が高いのが特徴。
週末や休日などは終電ギリギリで都内から帰ってくる人がぐっと増えてきます。この時間帯はまさにねらい目です。終電前後の駅周辺にはタクシーを待つお客さんがズラリと並んでいる。なんてことも少なくありません。
その他にも県内にはイベント会場やホール球場も多く、年間を通してイベントが開催されています。その中でも規模が大きいのはさいたま新都心にある「さいたまスーパーアリーナ」です。国内最大級のアリーナでコンサートから政治の場まで幅広く利用されています。また、2020年の東京オリンピックではバスケットボールの試合を開催することが決定しており、更なる集客が予想されているエリアです。「さいたまスーパーアリーナ」と言えば仮面ライダーシリーズなど特撮ヒーローの撮影やドラマの撮影によく利用されることも有名で、運が良ければ撮影現場に遭遇することができます。(早朝にや深夜に撮影していることが多いらしいです…)
さいたまスーパーアリーナの他にもサッカーの聖地、浦和には「埼玉スタジアム2002」があり、そちらではと人気のオリンピック種目であるサッカーの試合の開催が決定しています。浦和駅から多少移動が必要な立地にスタジアムがあるので普段の試合の日でもタクシー需要が高いです。
普段の営業の他に、開催されるイベントや試合情報などをしっかり把握することが営業のカギになってきます。ネットや周辺からの情報収集も売上を上げるポイントになるでしょう。
無線配車や付け待ちだけではなく、営業方法として道を走らせてお客さんを見つけたり、最近ではアプリでの配車の需要も増えています。営業方法を上手に組み合わせて営業することが収入アップの近道です。
会社選びはどうやってするの?
タクシードライバーになろうとしても会社はたくさんあります。ではどのように会社を選べばいいのでしょうか。
会社選びに必要なのはまずは情報収集が大切です。タクシーには営業エリアというものがあり、営業所があるエリア以外のエリアでは営業をすることができません。なので東京のタクシー会社に入社して埼玉で営業をするということは禁止されています。
自分が営業したいエリアは事前にしっかり確認しておきましょう。
営業エリアだけではなく、自分が住んでいる場所から通える距離に会社があるかも大切です。
タクシーのお仕事は隔日勤務という2日分の勤務を1日で行う勤務スタイルがメインになります。(消防署や警察などもこの勤務形態を行っている場合もあります。)夜中に仕事が終わるので、体への負担を考慮すると自宅から通いやすいところという点は会社を選ぶ際に重要になってきます。
タクシーの勤務形態を知るならコチラ↓
もちろん売上を重視して自宅から離れた会社に勤める人もいるのでどの条件で会社を選ぶかをあらかじめ決めておくといいかもしれません。
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面接ではないので気軽に会社の雰囲気を知ることが出来ることもポイント!
埼玉の会社と東京の会社に体験入社をしてどちらの会社が自分に合っているか見ることもおすすめです。
まとめ
埼玉は住居と観光のバランスが良く、多様な需要がある
浦和・大宮は埼玉の二大都市。稼ぐ攻略のポイントの地
県全体で開発が進んでいるので伸びしろがある
以上です。埼玉でも東京と同じように稼ぐことも可能です。
是非一度実際に体験してみてはいかがでしょうか??