千葉県でタクシードライバーを目指す時に知っておきたいこと

仕事をするにあたって通勤時間、自宅からの距離、馴染みがある場所など、働く場所は大きなポイントになってくると思います。特にタクシーは地域の特性がお給料や働きやすさに大きく影響してくる業界です。

ここでは千葉県のエリア事情を紹介していきます。

千葉県の営業区域

営業するにあたってタクシーは地域ごとに営業区域が決まっているので、どこでも営業出来るわけではありません。都道府県別はもちろん、その中でもいくつかのエリアに分かれており、会社が所在を置く営業エリア(交通圏)でなければ営業してはいけません。営業エリアを無視した営業を行うと、罰則もありますので注意が必要です!

千葉県では全部で9つのエリアで分かれており、企業数が多い交通圏は自ずと車両数や利用者も多いと考えられます。 特に車両数が1000台を超える京葉交圏・東葛交通圏・千葉交通圏に含まれている都市は、千葉県内でも主要な駅や有名スポットがあるエリアです。

車両台数や企業数比較(189社)

支部名 企業数 車両数
東葛交通圏 29社 1,050台
京葉交通圏 30社 1,452台
千葉交通圏 34社 1,250台
北総交通圏 26社 867台
市原交通圏 14社 383台
南房交通圏 19社 374台
外房交通圏 13社 182台
東総交通圏 24社 285台

タクシー需要に恵まれた千葉県

千葉県は東京都ベットタウンとしてはもちろん、県内には多数の観光スポットが存在しています。生活としてのタクシー需要はもちもん、イベントや観光など年間を通して様々な需要がある地域です。

日本最大の国際拠点「成田空港」

千葉県には日本最大の国際拠点空港である「成田国際空港」があります。成田空港は国際線と国内線のどちらも通っており、日本の玄関口として日々多くの人で賑わいを見せています。

旅客数は年々増加し、2017年には 航空旅客数 が4000万人を超えた成田空港。

また、最近では旅客の用途だけではなく空港を楽しむために訪れる人も多く、空港内では見学ツアーも開催されています。普段は見ることができない裏側を見ることが出来る見学ツアーは見ごたえバツグンです!
空港内には飲食店も多く立ち並び、千葉県松戸市に本店を構える行列必至の有名店「中華蕎麦 とみ田」もテナントに入っています!しかもあまり並ばずに食べることができるのでかなり穴場です。

成田空港のタクシー乗り場では、海外観光客やビジネスでの利用客が多く千葉県の中でも優位な営業場所です。 東京までタクシーで向かう海外観光客も珍しくなく、成田空港はタクシードライバーにとって重要な営業スポットと言えるでしょう。

イベント開催地や観光地が県内全域に

千葉県の魅力は日本の玄関口というだけではありません。他県では観光地が一部のエリアに集中していることが多いですが、千葉県は県内各所に観光地やイベント開催地があるんです。

ふなばしアンデルセン公園。園内には写真の花畑をはじめ、アスレチックや動物を触れ合えるコーナーもあり、1日楽しめます。冬にはイルミネ―ションも!

都心近くには誰もが知っている「東京ディズニーリゾート」や県北部にある 日本人気第3位のテーマパーク「 ふなばしアンデルセン公園 」は年間を通して多くの観光客が訪れる人気のスポットです。他にも春には小湊鐡道からみる桜や菜の花・夏には海水浴(館山)などのレジャー・秋にはくだもの狩り・冬には東京ドイツ村のイルミネーションなど四季折々で楽しむことが出来ます。

観光スポットだけではありません。千葉ではイベントも多数行われています。
イベント開催地といえばやっぱり「幕張メッセ」ライブなどの音楽イベントをはじめ企業の展示会や学会など幅広い用途に利用されています。
年間を通して多数のイベントを開催しており、イベントがない日の方が少ないくらいです。

写真は千葉の代表的なイベント開催地、幕張メッセ。

イベントのみならず、千葉県を拠点とするスポーツチームも忘れてはいけません。Jリーグチームの「柏レイソル」・パリーグ(プロ野球)の「千葉ロッテマリーンズ」この2つは千葉県以外に住んでいる人も一度は耳にしたことがあるチームではないでしょうか。
プロ野球チームの千葉ロッテマリーンズの本拠地であるZOZOマリンスタジアムは野球の試合はもちろんコンサートにも数多く利用されています。 毎年開催される音楽好きにはたまらない夏の一大イベント『SUMMER SONIC(通称:サマソニ)』の東京会場はこのZOZOマリンスタジアムと幕張メッセなのです! スタジアムの横はすぐ海なので、ビーチでイベントが開かれることも。千葉のイベントといえば「幕張メッセ」のイメージが強いですが、実はZOZOマリンスタジアムも隠れたイベントスポットなのです。

千葉県内での営業方法

東京都のベットタウンとして栄える

千葉県は埼玉県神奈川県と同様に、 東京都ベットタウンとして日々発展を遂げています。ターミナル駅が多数存在し、駅周辺には大型ショッピングモールや飲食店、さらにはタワーマンションなどベットタウンならではの開発が進んでいます。
東京駅や上野駅へのアクセスが良く、ディズニーランドがある駅として有名な「舞浜駅」から約30分で東京駅に出ることが出来ます。

東京都と千葉県をつなぐ京葉線。

舞浜駅は東京ディズニーリゾートへ徒歩で行けることや駅周辺には公園も多く住宅も整備されている為、住居を構える際の人気エリアです。

ベットタウンという立地から、終電の時間帯になると都心から自宅に戻ってくる人からの需要が高くなります。駅から自宅が離れていて普段はバスを利用して駅まで出ているなんて人も多いので、最終バスが終わった時間は特に需要が高まります。

タクシードライバーにとってはまさに稼ぎ時な時間帯といえるでしょう。

駅での付け待ちや無線配車

上記にも記載をしましたが、終電の時間帯は駅周辺にお客さんが多い傾向です。
この時間帯以外は主に駅での付け待ちや無線配車での営業がメインになります。
営業エリアはもちろん決まっていますが、会社がある地域をメインに営業することが多く、地域密着型の営業スタイルが多いです。そのためリピーターが多く、固定のお客様が多数いることも珍しくありません。

また、千葉県には 公共交通機関の利便性が低い所が数多く存在しています。駅から離れている場所に住居を構えている人も多くいるため、高齢の方を中心にタクシーは重要な交通手段として重宝されている地域も少なくありません。

それに加えて千葉県では風による電車への影響が多く、房総半島や海に面している地域を走る路線は、台風や強風になると海は大しけ、そして強い海からの潮風の影響を受けてしまいます。また 、荒川を超えるには鉄橋を渡るしかありません。 そのため海沿いや橋を走る路線は風に弱く不通になり、タクシーの需要も高まります。

こういった地域や天候の影響は、主要駅や観光地が周辺にない場合でも、平均売上が高いタクシー会社も多いのがポイントです。

千葉県でタクシードライバーになる際は地域の交通状況や周辺の情報をしっかり押さえておくことが大切です。タクシー営業でよく聞く『地域特性』って?

タクシー会社の選び方

近年の調べにおいて千葉県内で事業を行っている法人タクシーの事業者数は200以上あり、車両数は約6000台で、福祉限定車両と個人タクシーの車両数を合計すると約7500台に上ります。タクシードライバーとして転職を考えたとき、実際にどんな会社がいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、会社を選ぶポイントをここでは記述したいと思います。

まず大切なのは「情報収集」です。どの業界でもいえることですが、自分の希望の条件に合ったところはどこか、エリアの周辺情報など情報が多いことには越したことはありません。
希望の条件をかなえるにはどのエリア・どの条件の会社がいいのか。ここをしっかり押さえることで入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

ですが、実際にインターネットや求人広告で調べても会社の中身まではみることはできませんし、中には間違った情報もあります。ネット上では満足な情報を得ることは難しいですよね。

ネットの情報より現場での体験が重要。

そんなときこそタクシー体験入社です!!

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さらにネットや求人広告では決して知ることが出来ない会社の雰囲気をしることが出来ることも魅力です!

面接ではないので気軽に受けられるもの嬉しいポイント!

千葉の会社東京の会社に体験入社をしてどちらの会社が自分に合っているか見ることもおすすめです。

まとめ

タクシー業界に限らず千葉県から東京都に通勤する人は珍しくありません。通勤理由は様々ではあると思いますが、逆に千葉県内で働くタクシードライバーも数多くいます。

地域特性を活かした営業方法が多いエリアの為、流し営業をする必要もなく、同時に土地勘があれば複雑な地理を覚える必要もないでしょう。安定した収入と通勤時間をかけたくないのであれば千葉県内のタクシー会社をオススメします。