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タクシードライバーを目指すなら知っておきたい二種免許のこと。
ただ車を運転するだけなら一種免許だけでOKですが、タクシードライバーのように、お客様を運ぶ仕事に就くためには二種免許が必要です。
ここでは、二種免許について詳しくご説明します!
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そもそも二種免許ってなに?
二種免許とは乗客(旅客)を運ぶ目的で、旅客自動車を運転する時に必要となる免許です 。 二種免許が必要なのはタクシーに限らず、バスやハイヤー、民間救急車など。
正式名称は『第二種運転免許』といいます。
二種免許には以下のような種類があります。
・普通自動車第二種免許
・中型自動車第二種免許
・大型自動車第二種免許
・大型特殊自動車第二種免許
・牽引第二種免許
二種免許を取得する方法
■二種免許を取得するには大きく分けて3つの方法があります。
・認定教習所へ通って教習を受け、技能検定を受ける
・合宿で教習を受け、技能検定を受ける
・独自に練習や勉強をして、免許センターで試験を受ける
普通第一種免許と同ように教習所や合宿で取得することができます。 第一種免許などと同じ教習学校で行なっている場合が多いです。
三つ目の方法は「一発試験」と呼ばれ、合格するのは非常に難しい方法です。
また取得予定の二種免許の他に、過去に別の二種免許を取得している場合は、学科試験が免除されて技能試験だけ受けることになります。技能試験合格後、視力検査を受けて免許が交付されます。
取得に必要な資格
二種免許の取得にはいくつかの規定があります。
- 年齢が21歳以上であること。
- 普通第一種免許(普通免許)、中型第一種免許、大型第一種免許、大型特殊第一種免許を所持する人が、いずれかの免許取得から3年以上経過していること
- 交通違反により処分、停止などを受けている場合は期間が満了しないと取得出来ません。
- 視力が片眼0.5以上両眼0.8以上(眼鏡使用可能)
- 深視力検査(遠近感、立体感の計測)による結果が、平均誤差2cm以内であること(3回計測を行なう)
⇒深視力検査とは?
深視力とは「 物体の遠近感、立体感、奥行き、動的な遠近感」を捉える目の能力の一つです。
人は右目、左目に映った物体を別々の物として捉えず一つの像として見ますが、右目と左目の位置が完全対称にないために、同じ物体を見た時に各目に映る像に微妙なズレが出てきます。
これをいかに正確に捉えることが出来るかどうかという検査になります。
⇒検査内容は?
検査では運転者の物を立体的に捉える事ができるか、遠近感が正常にあるか、立体視及び遠近感を図ります。
検査機を覗くと…
このようになっています!
中には棒が3本設置されています。このうち真ん中の棒が奥や手前に動くので、3本が一列に並ぶタイミングでスイッチを押します。これを3回繰り返し行い、タイミングの誤差によって深視力の判定ができるのです。
これは「三桿法」(さんかんほう)と呼ばれる測定方法です。その誤差が平均2cm以下の場合、合格となります!
これは プロのドライバーとして常に安全運転をするための重要な検査のひとつです 。深視力検査に合格しないと二種免許の取得ができないため、前日は睡眠をしっかりとったり眼を休ませたりなど、準備をして万全の体制で臨みましょう!
二種免許の取得はどのくらい難しい?
二種免許取得は、お客様を安全・安心に目的地まで送り届けることを仕事として運転をする事を目的としています。そのため一種免許よりも難易度が高くなっています。
二種免許の学科試験とは?
一種免許と同じように、二種免許にも学科試験があります。出題内容が異なるため、一種免許を持っていても学科試験が免除となるわけではありません。 合格点は一種免許と同じく90点以上ですが、さらに「旅客輸送」に関する問題が追加されます。 バスやタクシーなどの車両に関する問題や、乗客の安全への配慮が重視された問題が多く出題されます。
二種免許の技能試験とは?
安全やマナーに関する知識だけでなく、高い運転技術も求められます。 お客様を乗せたことを想定し、安全で正確な運転技術を身に着けることが必要です。
「お客様が目的地まで安心・安全に送迎できるよう、かつ、料金を頂ける運転技量」が必要なのです。
未経験からタクシードライバーになるには?
「二種免許を持っていないとタクシー会社に入社できないの?」
いいえ、そんなことはありません。
全くの未経験であっても、運転と接客ができれば入社できます!
二種免許は、入社してからの研修期間で取得する方がほとんどです。さらに、免許の取得費用を負担してくれる会社が多いのでご安心ください♪
まとめ
二種免許は、お客様を安全・安心に目的地まで送り届けるプロとして活躍するための資格です。一見難しそうですが、きちんと教習を受けて勉強に集中することができれば問題なく合格できます。
分からない事や不安なことは先輩ドライバーに聞いてみるといいかもしれませんね。
月100万を稼ぐトップドライバーも、最初はみんな初心者からのスタートです。これから取得を考えている方は、安全運転に努めて頑張りましょう!
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