今やタクシーは、国民の生活に無くてはならない移動手段のひとつになっています。
多くの人がお客さんとして利用したことがある馴染み深い乗り物である反面、
タクシードライバーの仕事内容や、数あるタクシー会社の違いなど、
職業として考えたときに、イメージできない部分が多いのではないでしょうか?
「興味はあるけどいきなり面接に行くのは気が引ける…」
「運転が好きだけどタクシーは未知の世界で不安…」
という方はぜひ体験入社へ!
今回は、体験に行く前に知っておくとさらに理解しやすくなる、 会社選びのポイントにもなる 、
タクシー会社のグループの違いについてお教えします☆
■大手4社を知っておこう!
「タクシー大手4社」という呼び方をご存知でしょうか?
文字通りタクシー業界最大手を誇るタクシー会社4社を指しており、
それぞれの頭文字をとって「大日本帝国」とも呼ばれています。
・大和自動車交通株式会社
昭和14年の設立以来、「大和のおもてなし」としてサービス向上を図っています。タクシー会社としては数少ない株式公開会社として東京証券取引所第二部に上場しており、 2011年(平成23年)6月に東京の中央無線をグループ化し、 連結会社・業務提携会社を併せるとこれまでの保有台数の3倍を超える2,400台を超えており、 ハイヤー、福祉ハイヤーも保有しております。
他の大手4社同様、大和自動車交通株式会社直営の「本体」と、元中央無線グループ所属企業などから構成される業務提携会社(フランチャイズ)から構成されているのが特徴です。
・日本交通株式会社
1928年4月に創業された日本を代表する大手タクシー会社の一つ。東京においては、大手4社(大和自動車交通株式会社、日本交通株式会社、帝都自動車交通、国際自動車株式会社)の一つとして有名。 東京特定指定地域の他に、東京都下や神奈川県、埼玉県にも関連会社を持っており、同無線を使用する業務提携タクシー会社(19社)もあります。
日本交通グループは、大別すると日本交通直営の「本体」と、業務提携(フランチャイズ)する「グループ会社」に分かれる。グループ会社も日本交通のカラー車両(4社カラー)で営業し、営業方針や接客マニュアルも共通のものを使っているが、各会社の雰囲気や独自の教育を行うなど各々異なる。
全国12,500社の企業と契約し、「徳を残そう」という社是に基づいてサービスを展開しています。「日経MJ」サービス業総合調査にて6年連続トップクラスという高い実績も収めています。
・帝都自動車交通株式会社
昭和13年4月に創業された日本を代表する大手タクシー会社の一つ。 「人と人とをつなぐ架け橋」を企業理念に「帝都タクシー」の愛称で愛されています。
東京都内にタクシーとハイヤー合わせて14の営業所を保有し、都内で親しまれている会社です。 本社は東京都中央区日本橋。東京四社営業委員会の一角であり、丸に『帝』のマークが目印。 京成電鉄グループに所属しております。
安全輸送とサービスの向上に努め、世界に通用する「帝都ブランドの確立」 と、 京成電鉄グループの一員として、いつでもどこでも「人と人との出会い」をやさしくお手伝いする、皆様に愛される「帝都タクシー」を目指しています。
・国際自動車株式会社
「kmタクシー(ケイエムタクシー)」と呼ばれ、大正9年から親しまれている会社です。
さらに「国際ハイヤー」や「ケイエム観光バス」も展開し、国賓の送迎なども行っています。 大別すると国際自動車(kmホールディングス株式会社)直営の「本体」と、業務提携(フランチャイズ)する「グループ会社」に分かれる。グループ会社も本体と同様のカラー車両(4社カラー)で営業し、営業方針や接客マニュアルも共通のものを使っているが、各会社の雰囲気や独自の教育を行うなど各々異なるのが特徴です。Hospitality Driving~お客様の笑顔を、私たちの喜びとして~をモットーに邁進しております。
■大手 4社の特徴
- 4社専用のタクシー乗り場がある
- 4社限定のタクシーチケットがある
- 圧倒的な無線数の多さ
- ブランドの知名度が高く顧客が多い
などがポイントとなります。
やはり「大手という安心感」と「稼ぎやすさに繋がる条件」が揃っていることから、 タクシー未経験の求職者には人気の会社と言えるでしょう。
しかし、タクシー会社の無線グループは他にもたくさん存在します。
東京無線・チェッカー無線・日の丸自動車・グリーンキャブなども、 会社の売り上げや保有する車両の台数などでは大手4社に匹敵するほどの準大手会社と言われています。
さらに、グループには所属せず自社無線で売り上げを伸ばしている会社もあります。
大手企業には大手の良さ。中小企業には中小の良さがあります。
それぞれの会社でメリットとデメリットをしっかり聞いて、どんな会社が自分にとって働きやすいのかをよく考えてから決めることが大事ですね。