タクシー運転手が事故を起こしてしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。
「車両を破損させてしまったらどうしよう」「ケガで仕事ができなくなったら給料はどうなるの」と、疑問や不安を感じますよね。
そこで、この記事ではタクシー運転手の事故の補償や、事故件数、事故を防ぐための注意点などをお伝えしています。
タクシーの事故件数
運転していると事故にあわないか不安になってしまいますよね。
タクシー運転手をしていたら、事故が多いのではないかと心配になってしまうのではないでしょうか。
実際にタクシーは、どれぐらいの事故を起こしているのでしょう。
国土交通省の調査によると、平成28年の交通事故件数は499,201件です。
そのうち、タクシーの事故件数は13,526件です。
事故件数は決して“少ない”とはいえませんが、タクシーばかりの事故が“多い”わけではありませんよね。
数字だけみると、タクシー以外の車のほうが交通事故を多く、起こしているようにも受け取れます。
また同調査結果では、平成19年から平成28年までの事故件数の推移も発表されており、タクシーの事故件数は、減少傾向にあるようです。
事故を起こす可能性があるのは、タクシーだけではありません。
運転していれば、誰でも事故に合うリスクがあります。
安全運転を心がけ、気をひきしめて運転しましょう。
業務中に事故を起こしてしまったら?
事故を起こすのはタクシーに限った話ではありませんが、仕事としてお客様を載せて運転をするので、やはり事故については不安に考えしまいますよね。
万が一、車両を傷つけたり、破損させたりした場合、「責任や補償はどうなるの?」と思うのではないでしょうか。
結論から申し上げますと、タクシー会社によって補償の有無や方法は異なるようです。
ただ多くのタクシ-会社では、事故に対する何らかの補償制度を設けています。
補償がない会社もあるため、「万が一事故を起こしたときが不安」という人は、事前に事故の際の補償があるか必ず確認しておくと良いでしょう。
また補償の内容が手厚い方が安心なので、いくつか就職を希望するタクシ-会社がある場合は、“補償の内容”で選ぶのもひとつです。
タクシー会社に物損、人身、過失の3種類の事故の補償内容についてあらかじめ確認しておきましょう。また、事故でケガをしてしまって働けない場合、休業補償はでるかどうかも、併せてチェックしておくと安心ですよ。
事故を起こしたときの補償の内容を聞くのは、少し勇気がいるかもしれません。
しかし、万が一の時を想定しておけば、安心してタクシー運転手の仕事に専念することができます。
事故が起こる原因と注意点
日頃から事故が起きない様に、気を付けていきたいですよね。
事故が起きてしまう原因には何があるのでしょうか。
原因と注意点を知り、事故を事前に防ぎましょう。
タクシー運転中に事故が起きやすい理由は“死角”です。
特に、ピラーによって死角が生み出されているケースがあります。
またサイドミラーやフェンダーミラーの死角も、見落としてしまいがちなので十分に気を付けましょう。
発進前や駐車の際にはミラーでチェックするだけではなく、必ず目視を忘れないようにしましょう。右折をするときは、対向車に隠れてみえないバイクにも注意が必要です。
「後続車がいるかもしれない」と考えて、安全運転を心がけていきましょう。
まとめ
万が一事故を起こしてしまった場合、補償の有無や内容についてはタクシー会社によって異なります。多くのタクシ-会社では、補償や事故でケガをした場合は休業補償を設けています。
中には補償がないタクシー会社もあるため、少しでも不安な人はあらかじめ質問しておくと安心ですよ。
死角に気を付けて、目視を怠らず安全運転を心がけましょう。