例(1)…地理試験の概要を説明するプログラム
東京の場合は東京タクシーセンターで実施しており、正式名称を「輸送の安全及び利用者の利便の確保に関する試験」と呼ばれます。
2科目に分かれていて、それぞれ「タクシー事業に係る法令、安全及び接遇」「当該指定地域に係る地理」両方の科目に合格する必要があります。
※”地理試験”はいわゆる俗称で、後述する「当該指定地域に係る地理」の事を指すことが一般的です。
タクシー事業に係る法令、安全及び接遇
道路運送法などの法令・タクシー業務に必要な法令などが出題されます。全45問中36問 (正答率80%)以上の正解で合格となります。
当該指定地域に係る地理
主要な道路・建物・交差点名が出題されます。全40問中32問 (正答率80%)以上の正解で合格となります。
一度の試験で両方の科目に合格しなければいけない訳では無く、片方が合格、もう片方が不合格となってしまった場合でも、「合格するまで受験する事が可能」です。再チャレンジの時は、片方の科目に集中する事が出来る為、合格率はグンとアップします。
※当該指定地域に係る地理の場合、一回目の受験で合格する割合は「40%前後」と言われています。
※2019年3月時点での内容となります。
例(2)…勉強方法の紹介
簡単では無い地理試験ですが、出題パターンや傾向が存在しています。各タクシー会社によって、独自の教育カリキュラムが存在し、スムーズな試験合格が出来る様に研修を行います。
個人の習熟度にもよってきますが、出題パターン(1)~(3)が出題された場合は必ず合格出来る様にしておき、他のパターンが出題されてしまったら潔く諦める…といった、少々強引な方法で合格している方もいる様です。
~特定地域~
東京(23区+三鷹市+武蔵野市)、 大阪(大阪市、堺市(美原区除く)、和泉市、池田市、吹田市、豊中市、泉大津市、高槻市、守口市、茨木市、八尾市、箕面市、門真市、摂津市、高石市、東大阪市、三島郡及び泉北郡の区域)、 神奈川県(横浜市、川崎市、横須賀市及び三浦市)が指定地域となります。
地理試験は決して簡単な試験ではありません。しかし、難関資格である「司法試験」「弁理士」「公認会計士」などとは比べ物にならない程に高い合格率となっています。研修の一環として1週間前後の勉強をすれば40%の受験者が合格できるものなので、キチンと勉強をするという意欲さえあれば、身構える必要はありません!
心配な方は、体験入社の際に実際の勉強方法を質問し、事前準備をしておけば安心です。
地理試験講習のまとめ
・地理試験の概要を知る
・独自のカリキュラムを知る事が出来る!
一つでも気になる項目があれば、是非一度体験入社をしてみましょう!